三島の見解

古の女子高生

【ミュージカル】ポーの一族(名古屋)

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2021年2月24日(水)12:00公演

ミュージカル・ゴシック

ポーの一族

御園座(名古屋)

 

 

3回目にして最後の観劇。

 

公演が大阪(梅田)→東京→愛知(名古屋)と移動をし、合わせて私も各会場1回ずつの観劇となりました。本当は大阪1回、東京2回くらいがよかったのだけど、一応チケ難公演みたいで東京は落選ばっかりだった。(ありがとう某クレジットカード会社!)

 

 

 

3回目となるとそんなに感想もない(ひどい)のですが、最後の観劇なので所感をつらつらと書きます。

 

 

 

御園座に関して

何を誤解していたか、J R名古屋駅から劇場まで徒歩5分くらいかと思っていたら、最寄りは地下鉄の別の駅(伏見)でした。開演1時間前だったので歩いてもいける時間に気づきましたがちょっと焦りましたね。下調べ大事ですね。地下鉄の駅を探すのも苦労しました。初めての土地を舐めていました。

 

 

3回目の観劇で初めての2階席。とても観やすくて最高だった。1階席は傾斜が緩く観にくいとのレポートを見ていましたが、2階席は傾斜(段差)がかなりあるおかげで視界が広く、2列目でしたが1列目の方の頭が気になることは一瞬もありませんでした。良席。良席。2階席は後方に座ってもかなり見やすそうだなという予想です。

 

 

ハード面よりソフト面の方が気になりましてですね。このご時世ですので、感染者がでた場合に備え、個人情報と席番号を書いた紙を提出しなければならないのですが、これの段取りの悪さ。記入と整列でエリアを分けておけばいいのに、曖昧だから書いていない人がエスカレーターの手前で記入を始め、並んでいる人の流れを止めてしまう。私が並んだのが開演15分前ごろだったので、開演時間に人を捌ききれないだろうと思いました。そのせいかわかりませんが開演は押した気がします。(時計は見ていませんが、休憩時間が後ろ倒しだったので。)私の観劇日から2日経っているので改善されていることを願います。でも、全員提出必須にしているところは徹底していて好印象でした。

 

 

 

 

2階席が良い

宝塚版も全て1階席だったのでポーの一族自体初の2階席。

 

セットが3階建てだから上の方が見やすくて良い。全体的に迫力が増す。音楽の圧が強く、オーケストラ、コーラスは名古屋が1番良く聴こえた。(音響設備の問題かもしれませんが。)

 

『僕は狂っている』のエドガーダンサーは上から見ている方が綺麗。特に前奏の振りがわかりやすい。そういう止まり方をしていたのね、と。エドガーダンサーは全員キレキレでかっこいいよね。最初はどことなくダサいなって感じていたのですが、回数重ねると良さがわかってきた。

 

大老ポーと距離が近くなるから(あいつだいたい高いとこにいるな)一番良く見えた回であった。声の圧が良いねえ。大老ポーのファンの方は絶対2階席が良い。

 

 

 

 

千葉さん

東京(2/4)での観劇時より歌が微妙だった。調子悪かったのかな。梅田(1/13)よりは、よく聞こえたけれど東京がよかっただけに残念。セント・ウィンザーの場面での、歌『転校生』の後半部分(18になれば〜)の音程が絶望的に迷子で、吹き出すところだった。外部版ポーは迷子が多い。音忘れて作曲始めたのかと思いましたわ。3回観ても正しいところがわからなかったので、正解はどれだか教えてください。梅田で気になった語尾の処理の仕方もまた甘くなっているし。東京が奇跡だったのか?

 

『願わくは』はそこそこに上手いのだけどな。

 

オープニングのダンス(とも言えないが)は本当に、本当に、本当に残念すぎるからもう踊らないでほしい。やったことない人に踊らせていいと思っている制作サイドが恐ろしい。本人が踊れないことが問題なのではなく、踊れない人に振りを与えることがよくない。(東宝ロミジュリ初演で、すごく下手な踊りを披露した小さい方のロミオ思い出した。)

 

 

 

 

ハンサムとは????

音程迷子その2。『愛のない世界』の「真実の愛はどこに」は東京でもそうだったけど、愛を探す前に音程を捕まえろ!と思います。心から。永遠に。共に塵となるまで。

 

はしのすけ(さん)のクリフォード先生のいいところは撃たれた後の倒れ方が上手なところ。以上。

 

見るたびにあれもこれも未完成だなってなる人だった。誰よりもステージ上で成長しない人。未経験という部分では千葉さんと同じラインなのに成長の差が顕著。まだ若いのに。(千葉さんよりおじさんに見えるけどね😎)

 

千葉さん同様、オープニングのダンスの可哀想さといったら。踊れないし体型も恵まれてないから残念×残念でもう残念。

 

まあはしのすけのせいではなく、キャスティングミスだよね。ハンサムハンサム言われるのにハンサムいないからね。びっくりだね。時代設定が今じゃないからハンサムの基準が違うのかな?平安時代かな?

 

 

 

 

サミー・アボットの力

3回目にして気づいた。サミー役の加賀谷真聡さん、全部上手いぞ!素敵だぞ!!

 

『ホテル・ブラックプール』の歌、上手い。歌いながらの振りのこなし方も綺麗だし、そもそもダンスもかなり上手そう。ガッツリ踊るシーンはなかったけど、ペアで踊っているときもかなりスマートで綺麗だった。後ね、リズムの取り方が丁寧。『ホテル・ブラックプール』は弾んでいる曲だから取りやすいのもあるけど、逆にここでのっぺり歌ってしまったら事故もいいところなので、軽快に楽しくこなしてくれたことに感謝いたします。外部版ポーの一族はのっぺり歌唱選手権だから(一部キャストを除く)アンサンブル選出でしっかり仕事してくれるのは本当に強い。

 

個人的にツボだったのは、降霊会で隣のお客様と手を繋ぐときに「失礼します。」って言うホテルマンっぽさと、同じ場面で怖がりすぎて土足で椅子の上に座っちゃうのが可愛かった。

 

芸達者です。1番ミュージカル俳優っぽい。

 

 

 

 

バイクブラウンの主張の強さ

丸山泰佑さん、絶対自分大好きじゃん(褒めています)。

 

歌に関しては梅田や東京の方が上手だった気がしますが、もともと上手な人なので気にならず。婚約式の歌の最中、何回正面と天井指差すの?嫁でもいたか?

 

ジェインに対する態度が完全に狙っている人のそれ。クリフォード先生が塩だから、バイクは甘々でいくのだな!(のちにジェインと結婚するそうです。)

 

なんかほんとにもったいないよね。クリフォード先生でよかったジャン。メリーベル殺す役だからアンサンブルには渡せない役なのだろうな。もったいない。

 

 

 

 

目を見開くねねちゃんさん

シーラのソロは東京が1番でした。リズムの甘さは改善されず。あれだけドラムがしっかり聞こえるのに乗り切れないのは逆にすごい。もしかしてステージからだとドラム聞こえないのか。

 

オペラグラスで見ていたら気づいたのですが、目にかなり力を入れて歌う人だなと。声を出すこと(もしくは音程)に集中してリズムが甘くなるのだろうな。 (歌苦手な人ってそうなるよね。)

 

その他の歌はだいぶ良くなった気がしますが、全部お得意の地声範囲だから余計な心配なしに感情が載せられるのでしょう。

 

芝居に関してはどういう意図なのか不明のまま終わった。

 

 

 

 

 

 

 

名古屋の感想はこんな感じかな?

明日海さん、涼風さんは安定で、今回はその安定メンツの中に大老ポーが加わった感じです。福井さんはバリバリ四季の歌い方だから苦手意識あったけど、回数重ねて好きになったところである。

 

明日海さん、涼風さん、福井さんの誰かがステージにいないと画面(舞台だけど)が安定しないのですよね。

 

 

 

 

最後にまとめを更新するぞ!

 

 

 

 

 

ちなみに名古屋飯手羽先、天むす、味噌煮込みうどん、味噌カツを食べましたー。

おいしかったー。