2021年4月27日(火)17:00公演
TAKARAZUKA25周年
スペシャル・ガラ・コンサート
更新するつもりでできていなかったので更新します。
そして下書きが消えておりました。
思い出しながらなので曖昧な箇所があります、きっと。
エリザベート・ガラ・コンサート懐古話の始まりです。
4月の更新で全体の感想は書いたはずなので、キャスト別にまとめます。(まとまらないけどね!)
姿月あさと(私のトート閣下)
歌が上手い。かっこいい。美しい。
1998年の宝塚時代の姿月あさトートの印象しかないので、正直、年齢的なものの影響が歌に出てくるだろうなと、覚悟(どんな?)をしていましたが、全く問題なし。大丈夫でした。失礼致しました。
表情や手の動きなどの、演技はもちろんありますが、あさトートは歌声で全てを表現できる。お芝居はありつつも名目は『コンサート』なので、歌の力だけで勝負できるあさトートは本当に素晴らしく、聞きごたえありで、大好きなのです。
『最後のダンス』はリトル三島(リトル本田的な)の親になった気分で「観ることができて、聴くことができて良かったねええええ!!!!」という親目線の感想を抱きました。何故か第三者目線の感想を持ってしまった。大迫力のパフォーマンスでした。まじかっこいい。
『私が踊るとき』は1998年の映像にはないので、エリザベート役が違えど、聴けて嬉しかったな。この曲かっこいいよな。ウィーン版の振り付けは好きくないけど。
『愛のテーマ』は泣けますね(泣いてないけど)。閣下の望みが叶って良かったです。その前の暗殺中の閣下のセルフ、「エリザベート」は笑っちゃうんだよな。誰がやっても面白い。ここだけ演出的に受け入れられないやつです。面白いけどね。
姿月あさトートに会えて(会ってはいない)良かったです。
和央ようかさん
王子様なのか、美魔女なのか、なんなのか。
美貌の人。エリザベートより綺麗だから自分の美貌で勝負できますよ。
お歌はちょいちょい音程が、とっちらかってましたけど、声が悪くないから(少なくとも私は好き)なんか聴けちゃう。思い出補正みたいなものもある。閣下が箪笥から出てくるシーンの前のお歌なんかひどかったけど。その前の「もぎたてのフルーツ〜」なんて最高に迷子だった。でも美しいからいいよね!と思わせる美貌の持ち主。美しいは正義。というか目当てが歌じゃないからそこまで気にしない。そもそも和央さん自身が歌手として生きているわけではなさそうなので、同窓会なら出てきてくれてありがとうですね。わざわざ外国からね。
『夜のボート』が本当に良かったですよ、奥様。衣装もメイクも変わらないのに、歌声だけで年月の経過と心境を表現できるのだ。和央さんの音程も気にならず、引き込まれました。音程とか発音とか発声とか技術面を超えた先に連れていってもらえる瞬間のために劇場にいくのです。ありがとうございます。
湖月わたるさん(男前)
現役時代より男前じゃないですか。現役時代より上手いじゃないですか。
完成度高すぎて、なんだかわからない。
わたルキーニはあさトートのことが好きすぎて、あさトートのことを見てリアクションする、見てリアクションするっていうルーティーン動画だったから、こっちも見ていて楽しかった。距離が近いことが多かったから、オペラグラスで同時に追いかけられる楽さったらね、感謝です。
『キッチュ』で階段が光るのいいなあ。一人だけ待遇がいいルキーニ。客席もオーケストラの皆様もノリノリで楽しかった。
イスの回収、閣下のマントの片付けなど、一つ一つの動作がカッコよくて、ルキーニとは?という結論に達しました。あんなにカッコよくなくていいのに。まあ宝塚だからいいか。
大鳥れいさん
花總さんで観たかったという思いが正直な感想なのです。でもそれは大鳥さんのせいではないので、それはそれ、これはこれとして楽しみました。大鳥さん、とても良かったです。
トート、フランツ、ルキーニの真ん中3人が濃いしデカイからエリザベートが若干薄めで、中和してくれているようで、観る方に配慮されたキャスティングでした。これでエリザベートまで濃かったら、具合が悪くなっていたかもしれないので、丁度良かったです。
お歌も上手だし、線が細いけど。
『私だけに』の最後の高音が悲鳴になっていたのはちょっと残念だったかな。
出雲綾さん
ドレス捌きがとても綺麗。さささーって動くのね。こういう所作が綺麗なのが、宝塚出身者の一番の強みな気がします。小さな動きへの気配りやステージマナーがしっかり叩き込まれているから、宝塚出身者って使い易いのだろうなあ。じゃあ歌は下手でいいのかよって感じはありますけど。あっ、出雲さんはめちゃくちゃ上手いです。
ゾフィー役は出雲さんの後にも名演が多く、未来さんのゾフィーも好きですが、自分の中で一番最初に出てくるゾフィーは出雲綾さんです。
ガラ・コンサートでは、怖さや厳しさが全面に出るというよりかは、立っているだけで恐ろしい感じになってました。出雲さん自身がキャリアを重ねて、ドーンという怖さより、ジワジワ系の表現方法を取得なさったのではないでしょうか(ジワジワ系の表現ってなんだ?)。「私怖い人ですよー。恐ろしい人ですよー。」と主張されるより、目が合った瞬間に「やべえ」と思わせる方が怖いし、気品もありますし。たぶん。お芝居なのでわかりやすい方が良い場合もありますが、今回の公演にはとても合っていたと思いますし、私は好きです。匠っぽいし。
『皇后の務め』の最後、去り際の表情の変化が本当好きです。最初はフランツの言葉を聞きながらエリザベートの味方になりそうな発言に固い表情をしていますが、自分側にいることを確信した瞬間に、勝ち誇った顔になりました。私は「わわわーっ」てなりました(?)。かっこいい。
初嶺麿代先生
マツコさんの番組でお馴染みの初嶺先生。いやいくつの役よ?厳しいでしょ?一番怖いわ!と思っていましたが、実際に観てみると思ったより違和感なし。子供に見える(と言ってしまったら大袈裟ですが)ものですね。さすが初嶺先生。
越乃リュウさん
現役時代より、セクシーさに磨きがかかっているので私が危なかった。
嘉月絵理さん
マダム・ヴォルフ。歌が良い。
スカートを捲って足を見せるところの振りですが、靴がキラキラしているやつでね!そういうところ大好きなので大好きです。せっかく(?)足見せるのに、靴が普通の黒のパンプスだと、ちょっと残念だと感じてしまう人間なので、足先までの気配りに感謝を申し上げます。
こんな感じで終わりにします。
最近、宝塚関係に関してはビジュアル重視になりつつあるので感想がひどいですね。
でもneneちゃんはお歌がんばってね。
おやすみなさーい。