三島の見解

古の女子高生

【バレエ】ジゼル(パリ・オペラ座バレエ団来日公演)

f:id:mishimashikahika:20200301001159j:plain

2020227()19:00開演

パリ・オペラ座バレエ団来日公演

ジゼル

東京文化会館

 

 

 

自粛自粛で寂しいお知らせが続くなかパリオペは公演決行!

ありがとう。

 

 

 

 

ジゼルは20197月に京都でカール・パケットの引退公演で観たのが最後。

それはそれは素晴らしい舞台でした。

 

 

パリオペの公演なのにカールがいなくてとても寂しいです。真ん中で踊るカールをもっと観たかったし観に行くべきだった。

 

ですが()そのときジゼルを踊ったビアンカ・スクダモアさんが今回の来日メンバーに!嬉しい限り。そしてそして憧れのドロテ・ジルベールさん、オニール八菜さんも来日!華やかだ!!

 

 

 

 

では感想。

 

 

 

音楽に関して触れないでいこうと思ったのですが少しだけ。

 

1幕はぶつ切れる箇所があるなーと。流れが止まる。そういう仕様なのかな。強弱の付け方は好みでした。

 

そこそのテンポでいくの?ゆっくりで大変じゃね?って驚いた箇所があったのですが忘れた。音楽聴いて思い出したら追記しよう。

 

 

 

ドロテ・ジルベール

椿姫のプリュダンスを踊っているのを観て好きになりました。(勿論DVDでですが。)テクニックはもちろん素晴らしいです。そしてお持ちの華やかさ、細い表情やお芝居が好きです。観る前はジゼルにしては華やかすぎる気がしたのですが、全くそんなことなかったです。いい意味で地味。ちゃんと村娘でした。

 

 

 

マチュー&ドロテは落ち着いたカップルに見えて、少し戸惑いはありましたが、観てるうちに好きになりました。流れでお芝居しないといいますか、一つ一つの動きに重みがある。エトワールの仕事って感じっす。

 

 

踊り途中に苦しくなるところは発作的ではなく、なんとなく自身の異変に気づいて踊れなくなってしまう感じかなー。本当に精密に全てを表現している。ドロテさんの段階が見えるお芝居はとても好きです。

 

 

狂乱の場も取り乱すというよりは徐々に死にむかって崩れていくような踊りとお芝居。自我が一瞬でなくなるのではなくどんどん違う世界に連れられるような動き。回数を重ねているからできる表現なのかもしれないな。エトワールの強さ、幅の広さのようなものを感じた

 

 

2幕は人間味ゼロ。体重ゼロ。重力ゼロ。本当に素晴らしい。

 

軽いなーって思ってたら終わってた。ビアンカさんもドゥ・ウィリでよく踊るし、ミルタのオニールさんも舞台上にいるから忙しかった。(私が)

 

 

 

 

マチュー・ガニオ

アルブレヒトの作り方がカールと全然違くて最初戸惑った。同じバレエ団だから同じ感じでくると構えてたら全然知らん人きた。カールのアルブレヒトはチャラチャラしてるというか若さ故の危ない感じがあったと記憶してますが、ガニオさんのアルブレヒトは大人ですね。

 

 

全体的に落ち着いている。ジゼルとわいわいきゃーきゃーしてるときも落ち着いてる。余裕を感じる。貴族と村娘って考えればそりゃ余裕も生まれますよね。

 

 

新しいアルブレヒトに出会った。好きだ。

 

 

ジゼルがバチルド姫からもらったネックレスを見せたときの表情が「(察し)」って感じで面白かった。その後の絶望タイムを良かった。結末を予想していたのではないか。

 

 

ガニオさん初めて観たけどファンが多い理由がわかった気がします。なんとなく。

 

 

 

 

 

 

ビアンカ・スクダモア

顔小さい。パリオペの中にいても顔小さい。そして可愛い。華やか。可憐。

 

 

1幕の友人役は可愛らしく華やかで、2幕のドゥ・ウィリは技術が光る。ジゼルを踊ったときより軽やかに踊るようになった気がしました。どんどん上手くなってばしばし活躍していくのでしょうね。応援してます。

 

インスタ見ると、ペザント・パ・ド・ドゥも踊ってるみたいですね。是非観たかった。残念。(2913:00公演で踊ったようで。観たかった。)

 

 

 

 

 

オニール・八菜

ミルタかっこいい。ミルタ強い。

 

ウィリの軽やかさと女王としての強さが両立!2幕はミルタを追ってしまう。かっこいい。オニールさんのミルタは絶対に見たいと思っていたので日本で見ることができ本当にありがたいです。

 

 

死のマイムをするときの力強さ良い。片方下ろさずに振り向くところの絶妙な力加減が良い。パドブレが本当に本当に綺麗だった。すごいなプロって。(小学生の感想)

 

いちいち停止して観たいくらい一箇所一箇所が美しかった。ティアラも似合ってる。ジゼルやアルブレヒトを見る視線の動かし方(というのか?)も良い。最高。

 

 

 

 

 

2幕はパリオペの底力を見たという感じでしたね。ウィリたちのアラベスクパドブレ綺麗だった。

 

 

 

 

1幕の花占いのところ好きです。一枚捨ててそれでいいのかい!って。可愛いんだけど。

ジゼルをが花占いしてるのを見てる姿はカールもガニオさんも2日目のジェルマン・ルーヴェさんも全然違うお芝居でした。そんなにパターンあるのね。関心。

 

 

 

 

カーテンコールはスタンディングオーベーションでしたね。

今、全体的に暗くなっている中で光を見た気持ちになった。

 

 

 

 

 

 

残りの公演も頑張ってください!

(カールの話がしたい人。)

(文字の大きさがなんか変。)