2024年2月3日(土)14:00公演
新国立劇場オペラパレス
ピョートル・チャイコフスキー作曲
エウゲニ・オネーギン
お世話になっております。
三島でございます。
この日は新国立劇場オペラ公演「エフゲニー・オネーギン」(最後は世に通っている名前で書く)を観に行って参りました。
千秋楽です。
私は27日以外の3公演を観劇しました。
初日は2019年の絶望を思い出し気を引き締めて観劇。31日は数日前の藤原歌劇団公演「ファウスト」(グノー作曲)がどんちゃん騒ぎのバタバタ公演でしたので全てを許容するゆるゆるモードでの観劇。なので、千秋楽が一番フラットに観れた(聴けた)と思います。といっても数回観ている人のフラットなので演出への慣れはありますが。2019年の最初の投稿が一番フラットなコメントでしょうね。
それでは感想いってみよー。
この演出のすきなところ
前回の投稿ではお歌の話をした記憶があるので、この投稿では2024年公演の新国オネーギンの好きなところを書いておきます。再演演出家の方の腕前でしょうか?良いお仕事をしてくださったと思います。
①タチヤーナとファミリーが仲直り
2019年に観劇したときはタチアーナとファミリーの対立関係のような演出が嫌で嫌でトラウマになりましたが、2024年ではだいぶ解消されたように思います。
ママは若干冷たいものの嫌いまでいかないように見えました。「人と変わっているうちの娘」を許容しているようで、オリガに向ける愛情とは違うけれど娘に対する愛情がないようには見えませんでした。安心です。オリガもタチアーナに対して嫌いという感情を持っているよりかはタチヤーナに構ってほしい故に意地悪をしているように見えました。1幕1場でオネーギンとタチヤーナが一緒に舞台から退場するときに追いかけていこうとする場面はタチヤーナが気になるのでついていきたいのかな、と思いました。ニャーニャの心配そうにタチアーナを見る視線に愛情を感じました。今後も家族円満でお願いします。
②オリガがジャム
この演出においてはジャムがオリガの本体ですね。1幕1場では煮詰めているジャムをつまみ食いしていました。自家製ジャムは美味しいだろう、タチヤーナにもあげようとしたけれど断られていました。2幕1場ではレンスキーくんにジャムを食べさせてあげているところから始まります。誰にでもジャムをあげたいオリガ可愛い。2幕2場終幕間際の「Владимир, успокойся, умоляю!」でもジャムの瓶とジャムを掬ったスプーンを片手にレンスキーくんに近づきます。食べて落ち着こうってことか?演出としてはよくわからないけれどオリガが可愛いから好きです。
③レンスキーくん激おこの後のタチヤーナ
レンスキーくんが怒っちゃった後に歌う「В вашем доме 〜」が始まる間際にタチヤーナがレンスキーくんの近くに寄り肩に触れるのが良い。二人の視線があったときにタチヤーナがニコッとするのが良いです。オネーギンに傷つけられた同士諸君だもんね。舞台上ではオリガとレンスキーの仲しか描かれていないけれど、タチヤーナとレンスキーくんも一緒にいた時間があることを教えてもらった気がした。(前回か他の演出でも同じ感想を持っただった気がする。)
全体的にはよろしくないけれど好きなところがないわけではない。
逆にトリケの演出は全部嫌です。演出ね。演出。
早急にドミトリー・ベルトマンさん(この公演の演出家)にオペラトークならぬトリケトークをお願いしたいです。意図と意味を是非ともお伺いしたい。トリケのお歌が始まる前の部分がほとんど聞こえない問題に関しては、演出サイドも想定していなかったのかな、と思っております。多少聞き取りにくくても「歌」と「ガヤ」の区別はできると思っていたが、いざ歌わせたら想像以上に声が聞こえなかったけれど続行するしかなかったのかな、のかと。
もし「トリケの声は聞こえなくていい。」というお考えならトリケになんらかの恨みがあるはずなので悩み相談に乗ろうと思います。オペラなので譜面が第一優先ですよね。2幕2場のピョコピョコしているトリケはそもそもいらないんだけど、もしこの演出を続けるのであれば最後の泣き声だけはカットでお願いします。嗚咽というかもはや吐いているのではないかと思うほど汚い。オーケストラの演奏を潰していますね。歌は響かないのに鳴き声は妙に響くし。
1幕3場の紗幕に映る葉っぱの落下速度がめちゃめちゃ気になるのです。最初から最後まで射幕が降りたままで、舞台上で実際に葉っぱがひらひら落ちてくるのと並行して紗幕にも葉っぱが落下する映像が映し出されます。映像の葉っぱの落ちる速度の速さとほぼ直線落下なのが気になります。多少はひらひらしていますが実際に落ちてくる葉っぱと速度が合わないのがなんかストレスだった。どうも、めんどくさい客です。
では歌手個人の感想。
グレーミンの現役バリバリ感
31日に感じた声に籠りが千秋楽では程々に解消された。よかった。
オネーギンの後ろに周り、手でオネーギンに目隠しをして「だーれだ?」と遊ぶグレーミン。オネーギンが振り返ったら「グレーミンでしたー!」とやるの可愛すぎる。イチャイチャするな。お友達感がでていいね。そんなことしなさそうなビジュアルでやっちゃうのがまた可愛い。
今回のグレーミンは若いです。現役感がすごい。プログラムには退役軍人と書いてありますが本当かしら?現役の間違いじゃ?グレーミンのお歌はしっとり大人の魅力をアピールするかのように歌っている方が多い印象ですが、今回のグレーミンは躍動感のある歌い方です。めちゃめちゃ熱い人ですね。単語一つ一つに圧がありオネーギンが説教されているように聞こえました。
2回目の「Любви все возрасты покорны 〜」部分で声量を落としますがしっかり聞こえます。深みと愛情のある声で良い。その前の「Среди лукавых, малодушных〜」をかなりはっきり歌っていたので違いが出て良かったです。1番最後の音はあまり声量がなくオーケストラに消されていましたが、そんなものかなってところです。この部分は松本グレーミンが大変素晴らしかったのが記憶に残っておりますので私の中ではハードルが高い音です。松本オネーギンの記憶はだいぶ薄れましたが、グレーミンの最後の音だけやたら鮮明に覚えているのでよほど楽しかったらしい(私が)。
プログラムに記載のある通り「愛妻家」であることがよく伝わるお歌と表情でした。一曲しか歌わないのに全てを表現して帰っていくなんて素晴らしいです。素敵なグレーミンをありがとうございました。
ジャムとオリガ
オリガは初日が一番よかったです。低音の衝撃があったからかな。
出だしお歌「Слыхали ль вы〜」は声が響かなすぎて焦りましたがその後は通常運転になったので安心しました。レンスキーくんが「Я люблю тебя, я люблю тебя」と一生懸命に愛を歌っているのですが、去っていったタチヤーナとオネーギンの方を見ているのでレンスキーくんには背中を向けているのがおもしいですよね。正面から聞いてあげてよ。2幕1場のパーティーでは、倒れたトリケに対して一番に駆け寄り扇子で仰いであげます。優しい子です。モグモグしながらだけれど。タチヤーナとオネーギンが一緒に踊るように促すのもオリガです。ここはお節介で好き。
歌うときに首が筋張るので相当力で歌っているんだなと思いました。オリガのパート量だから持つけれどもっと歌うところがある役だと最後まで声が保てるのか気になります。低音の質は好みですしどの母音でも発音がこもらないのは素晴らしいです。
ビジュアルの話をするのはこの時代怖いものもありますが、オリガ役の方(アンナ・ゴリャチョーワさん)美しいです。すらっとしていて頭から肩にかけてのラインが綺麗。長身のオネーギンと並んでいると違う物語が始まりそうなくらい収まり良いです。
またどこかでお会いしたいです。
タチヤーナになったタチヤーナ
よく頑張った。千秋楽が一番良かった。
1幕1場のオネーギン・レンスキー・オリガと一緒に歌うお歌は千秋楽も良い響きで歌っておりました。全てのお歌をこのお歌のように素直な発声で歌えれば良いのですが、それだとタチヤーナの声としては細く軽いので曲と合わなくなってしまいそうです。同じく1幕の2場の手紙の場は本当によく頑張ったと思います。初日から大きく進化しました。歌手の成長を見に劇場に行くわけではありませんが、大きく変わったのを確認できるのは悪くないですね。
まず、初日から気になっていた動作が振付になっている感じがだいぶ薄くなりました。千秋楽でも場所を移動するときに「あそこまで行かなきゃ!」のような必死さが見えるときもありましたが、その他の動きは自然になりました。自分の動きとして昇華できたのだと思います。動きが自然になってきたのでこちらの集中力も続き千秋楽で初めてお皿を割ることに抵抗がなくなりました。違和感はある。割らなくていいなら割らない方針でお願いしたい。
「Была бы верная супруга И добродетельная мать」の部分(たぶん)で子供を腕に抱えあやすような動きが今日はとても自然に感じました。ちょっとだけ短かったかもしれません。ここの振付あんまり好きじゃなかったのですが今日は受け入れることができました。31日で微妙だなと思った「Вот он! Вот он! 」部分はだいぶ改善しました。もうちょっと声芯がほしいところですが。
この日のハイライトは「Кто ты, мой ангел ли хранитель〜」部分です。ここは素晴らしかったです。小さい声で細く響かせることができ、下降音型も崩れることなく丁寧に歌っていました。小さい声で響かせることは何よりも難しい気もしますが、彼女の場合は大きい声で歌うことよりも自然に声が出るのでこのような歌い方の方があっているのでしょう。「〜заслуженным укором! 」部分の後のオーケストラはバイオリンの上昇音型の硬さを感じました。滑らかさをもっとください。
1幕3場のオネーギンのお歌(お説教)を聞くタチヤーナの表情がとても良いです。2019年はアホの子タチヤーナになっていたのでお歌の意味が伝わっていないことへの解釈に困りましたが、2024年はオネーギンが歌っていることの意味を理解しており、暗い顔をして聞いていました。とても好きです。ただ、最後にオネーギンの腕に頭をくっつける(もたれ掛かる)のはちょっと謎。
3幕1場のタチアーナさんの表情ですが、時が経って彼女が変わったことを表情でも表現してほしいな、といったところです。初日よりは改善しましたが、笑顔がふにゃとなる方のようなので、やはり子供時代のあどけなさがまだ残っているように感じてしまいます。あまりニコニコせずに微笑む位の高貴な感じで、お願いできたらなと言うのはあります。可愛いのですが1・2幕との差がほしいです。
3幕2場は初日との違いが良然です。最初から声が落ち着いて出ており、きれいに響かせることができています。地声っぽくなるのもだいぶ解消されました。ゆっくり歌える部分の完成度は高いです。オネーギンに淡々と語るように歌っていて、タチヤーナの今の立場がよくわかります。「Ах! Счастье было так возможно〜」の部分好きですね。切ないです。最後の「Навек прощай!」部分の最初は地声っぽくなっちゃうのが気になりますが、最後の音の伸びは千秋楽が一番でした。
もちろん他のタチヤーナと比べたらまだまだですが、ロールデビューということを加味すれば大健闘でしょう。舞台経験を重ねて成長できるということも才能ですからね。カーテンコールの際のタチヤーナから解放された笑顔がとても可愛く素敵なので、終始この笑顔で歌える役でまた出会いたいです。お疲れ様でした。
ビジュアル系オネーギン
まず、この方のお歌の技術ついて。不可解なこの人の技術力に関して、今日はお口の動きに注目しながら見ていたのですが、口角を無理にあげてるような力の入った口元がよく見えました。口の開き方は悪くなく口角に力が入っているが横に引っ張っているわけではありません。3幕に出てきたグレーミンと比べるとわかりやすかったのですが、同じように縦に口を開けていても、グレーミンは口周りは脱力しているのに対し、オネーギンは口元が固くなっているように見えます。声種が違うので一概にはいえないのかもしれませんがこの2人が同じことをやっているようで全然違うことが確認でき勉強になりました。
もちろん口角の力が抜けているときもあります。力が抜けていると初日で感じたノイズっぽい声がなくなりスムーズに声が出ている印象を受けました。3幕1場の「Увы, сомненья нет〜」が1番脱力を感じた部分です。力が抜けたことにより言葉の運びがスムーズでスラスラと歌っているように感じました。音域の問題もあると思いますが。ただ脱力したために声に勢いがなくなり声量も落ちます。口元の力を多く使って歌っていることがわかりました。口元で全てをコントロールすることは難しい。というかできないし、できたとしてもつくりもののような声になってしまいますね。また、大きい声や高い音出すときに胸と腰にテンションがかかります。胸が張り腰が反ります。腰痛が心配です。
1幕3場のオネーギンのお歌の出だしの音が力任せに出しているように聞こえ違和感がありました。初日より手の動きが減ってよかったです。3幕2場の言葉の捌けなさはだいぶ解消しましたが、言葉を言うことに必死になって、息を吸うときの雑さやテンポ感の甘さは千秋楽も気になりました。ご本人も自覚しているのか指揮を見る頻度が増えます。指揮を見るのは構わないですが上手に見てくれ。タチヤーナに歌っているのか指揮者に歌ってるのかわからなくなってしまいます。
3幕1場でタチヤーナを見つけたときのオネーギンの表情が「金のなる木」を見つけたときの表情です。答えここにあり、と感じました。その後3幕2場でタチヤーナが脱いだドレスを手に取り匂いを嗅ぐ(嗅いでない?)のですが、結局このドレスを着ている公爵夫人に興味があるだけでタチヤーナ本体はどうでというベルトマンからのメッセージでしょう。私はそう思いました。
1幕の衣装は長身で腰の位置が高いことを殺してしまうシルエットです。オーバーサイズのようにみえます。一緒に登場するレンスキーくんとお揃いに見えて仲良しだなぁ、と思いました。それ以外の黒い衣装はジャケットのラインが綺麗でお持ちのスタイルが活きるます。2幕1場の最初の方の居心地が悪そうな表情がツボです。後半の貼り付けたような笑顔もツボです。
2幕2場で死んだレンスキーくんから離れないオネーギンと袖から駆け寄ってくるオリガとママが遭遇してもお互い冷静なのすごいよね。私がオリガだったらオネーギンに一発喰らわす。
レンスキーくんを見ずに発砲して即死させることができる銃の腕前が素晴らしい。転職した方が良いですね。
ヘルデンレンスキー
初日と変わったところがあまりないですね。発声を優先しすぎている発音と声量で倒しにくる歌い方がなんか愛おしくなってきました。いいものではありませんがちょっとだけお別れするのが寂しい。私の面白レンスキーフォルダに入れておきます。
高音域での詰まりそうな母音を徹底して避けます。「ты」が「えい」になるのも納得ですね。
下記、茅野先生の記事より。
でも " Ты одна в моих мечтаньях, " のところの Ты のズリ上げは大いに改善の余地あり。最早 Ты じゃなくて「(子音 т 消滅の後)えい~↑」だったもんな。
新国立劇場『エウゲニ・オネーギン』2024/01/24 - レビュー - 世界観警察
「え」で音を当ててから「い」に変えれば高音にて詰まるリスクは軽減されますよね。「い」を詰まらずに柔らかく出せる人は少ない。だいたい上手に誤魔化す。「т」行方不明になりましたが、気持ちはわかります。しかし大胆すぎる。だったらもう「えー」で良い。「い」に直そうとする意識はよくわからない。もっと誤魔化し方を考えてください。
1幕1場の登場場面はオネーギンとほぼ同時に登場するので初見だとどっちがオネーギンかわかりにくいですね。でもすぐに「みんな、こっちがオネーギンだよ!」と教えてくれるので優しさを感じます。紹介してくれるのとても親切。同じく1幕1場のお歌の最後の方で、オリガに指輪をプレゼントするためにポケットを探って取り出すのですが、探すことに気を取られているように見えて心配になります。歌い終わってから取り出すじゃダメだったのかな?集中してほしい。
「Куда, куда, куда вы удалились〜」の赤字のところは相変わらず押しますね。押し広げるという方が近いか。主張が強い母音が生まれる割に音楽の流れがきれないの不思議です。出だしの「Что день грядущий мне готовит?」部分は勢いがありすぎます。最初から高めの音だから声量出して安定させたいのは分かりますが、繊細にお願いしたい。
プロフィールを確認するとワーグナー先生の作品の役をレパートリーにお持ちのとこと。確かに。ワーグナー先生のお歌を歌うならこの強い声は役立ちますね。オーケストラに負けることなく声が届くでしょう。ワーグナー先生の作品を歌ったら上手なのかはわかりませんが、レンスキーくんを歌い上げるには決定的に違うものがある。ロシアのテノールの名刺代わりの役柄とディミトリー・コルチャックさんがインタビューで答えてましたが(リンクは下記)、合わないのに歌う必要もないと思います。ロシア人テノールということへのジレンマみたいでスッキリしません。
ebravo.jp
自分に答える
書くことなくなると思ったので前回の投稿で自分にお題を振りました、
でも書くことあったのでお題必要じゃなくなったのですが一応答えておきます。
初日と31日公演で気になったところは解消されたか?
→概ね解消。タチヤーナの動きが良くなったことは大きい。グレーミンもこもった感じがなくなった。ニャーニャの手の動きは少なくなったと思います。この方は手が動いていないとこの方が声が安定します。逆か。安定しないから手でバランスを取ろうとしているのか。
疑問点の答えが見つかったのか?
→オネーギンの発声の謎がだいぶわかった。
で、結局新国オネーギンはどうよ?
→再演演出家が頑張った(推定)ので2019年よりは良くなった。オーケストラの音と音楽つくりが2019年より良いのでこの演出でも見れるようになった。しかし、今年はグレーミンとオネーギンのビジュアル以外キャスティングミスが否めない。
そして本日も茅野先生とお会いできました。嬉しかったです!後ろから突撃してすいませんでした。フルスコア持参さすがです。
茅野の先生の記事は大変勉強になります。自分が見ていなかった(聞いていなかった)部分に関しての説明は新しい発見になりますし、同じところを見ていたとしても先生の言葉で説明してくださると解像度が上がります。先生がいるからオネーギンがさらに楽しくなります。
弊ブログは茅野先生の記事から飛んできてくださる方も多いですが(ありがとうございます。)、もし、茅野先生のサイトに未訪問の方がいらっしゃるなら下記よりご訪問ください。必読です。
sylphes.hatenablog.com
sylphes.hatenablog.com
sylphes.hatenablog.com
リンク外の記事も必読です。
先生の記事を読んでロシアとデンマークに行きましょう。
茅野先生、今度ともよろしくお願い致します。
アスミク・グリゴリアンさんのコンサートで再会できることを楽しみにしております。
5月なんて実質明日ですので(?)。
以上です。
書きたいことがでてきたらまた書こう。
では、さようなら新国オネーギン。
私は大野和士くんの任期中にもう1回あるのでは?と思っている。ラストシーズンで自分で振るのでは?と。和士くんのオネーギン怖い。恐ろしい。やばい。
そして、今後の
「新国立劇場だってロシアオペラやるんだもん!」
プロジェクト
はどうなるのでしょうか?
ボリスくん来ちゃう?来ちゃう?来ちゃう?
イオランタ(再)かな?
新演目くるかな?
では、さようならー。
終わり。
指揮:ヴァレンティン・ウリューピン
演出:ドミトリー・ベルトマン
タチヤーナ:エカテリーナ・シウリーナ
オネーギン:ユーリ・ユルチュク
レンスキー:ヴィクトル・アンティペンコ
オリガ:アンナ・ゴリャチョーワ
グレーミン公爵:アレクサンドル・ツィムバリュク
ラーリナ:郷家暁子
フィリッピエヴナ:橋爪ゆか
ザレツキー:ヴィタリ・ユシュマノフ
トリケ:升島唯博
合唱:新国立劇場合唱団
演奏:東京交響楽団