三島の見解

古の女子高生

2回目【バレエ】オネーギン(パリ・オペラ座バレエ団来日公演)

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202037日(土)13:00開演

パリ・オペラ座バレエ団来日公演

オネーギン

東京文化会館

 

 

 

 

2回目の観劇であり、最終観劇でございました。

昼公演。明るい時間に東京文化会館行くのが久々で新鮮でしたね。美術館も動物園も閉園で上野に遊びに来ている方も少ないから道がすいてる。アメ横の方も行けばよかったな。どんなものか見ておきたかった。

 

 

 

 

 

そんななか、パリオペは決行で続行。

大変だと思いますが本当にありがたいことでした。チケットもぎりの後ろに、マスク配布しているスタッフさんがいました。持ってない人にも着用お願いするんだな。徹底してますね。初日からいたのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

では2回目(公演としては3回目)の感想。

 

 

 

 

 

 

キャストは金曜日の公演とは別キャスト。

土曜昼公演(初日組)のキャストの方がしっくりきました。オネーギンも怖くない(再びトラウマ)。

 

 

 

オネーギンもレンスキーもタチヤーナもオリガも全員好きな感じだ!

 

 

 

特にタチヤーナ。

金曜日の幼すぎる(と私は感じた)ドロテタチヤーナがちょっと引っかかって、悪いわけではないんですけど。見た目は良いんですが。踊りも良いのですが。幼いぶん3幕の大人感がグッと引き立つというか伝わるのでそのあたりは好きなんですけど。難しいところだな。

 

 

土曜のアマンディーヌタチヤーナはかなりしっくり。幕が開いて、タチヤーナが見えたとき「これは大丈夫。」と謎の確信があった。幼くもないけど、お姉さんすぎるわけでもない。オリガにはしっかりお姉さんで、ママに近寄ると可愛らしく少女らしさあり。といっても甘えるような感じでもなく。ちょうどいい、作りすぎない少女っぽさがありました。3幕での変化はその分薄めですが。ドロテに比べると踊りに派手さはありませんが、そこがタチヤーナに上手くハマるのかな。私の知ってるタチヤーナに近い気がしました。

 

 

 

 

オリガとレンスキーも好きです。ジゼルでも思いましたが、レオノールとジェルマンのペアはよいですね。顔の相性がいいんですよね。好きです。

 

オリガがめちゃくちゃ可愛かった。1幕で鏡の前に座ってる子に腰に手をあてて「どいて!」とするのと、21場のレンスキーに「だめ!」ってやるところが特に可愛かった。天真爛漫。可愛いオリガに感謝しかない(やはり新国のトラウマ)。同じく21場で、舞台真ん中後方で仲直りする2人が良い。レンスキーに体あてたり肩に顎のせたりしてて可愛すぎてタチヤーナの踊り見れなかった。勿体無い。でも後ろが気になってしまった。レンスキー許しちゃうよね。可愛すぎるもんねー。まじ感謝。

 

 

 

ジェルマンがリフトするときにスムーズにいかない感じが気になる。ジゼルでも気になった。重そうにあげるというかワンクッション入るんだよね。おいしょって。ガニオネーギンにリフトされるレオノーラは普通だったのでジェルマンが得意でないのかな。(オネーギンとオリガの踊りみてこの2人も相性よさそうだなと思いました。)

 

22場のソロは上手でしたね。11つのポーズが綺麗。上に伸びてからの縮こまるところの音楽を使いきる感じがよかったです。ポーズしてるときの伸びもしっかりしてるし、顔芸に頼らないところも良いですね。(でも21場幕切れで目に力入れすぎてて笑った。黒目大きすぎって。)

 

 

 

 

 

ガニオさんのオネーギンがしっくりきた。意外にも。絶対イメージと違う感じでくると思ってたのに。程よい感じにオネーギンだった。1幕で本をタチヤーナに返すところ、金曜日は小馬鹿にしてるのを隠す気もない感じで返してきて、「怖っ」て感じたのですが(金曜オネーギンこわいこわいポイントまとめていいですか?)、土曜昼は大丈夫でした。普通に返してくれた。パ・ダクシオンもタチヤーナのこと見てるときと見てないときがわかる。わかりやすいお芝居だった。22場の決闘の後、泣くのも自然(自然ではないが)だった。心中お察しできる泣き方だった。

 

 

 

 

タチヤーナとオネーギンのPDD(鏡と3幕)は踊りとしては普通。可もなく不可もなく。平均点。鏡のPDDで笑顔のオネーギンが無理のない範囲でよかった。にっこにっこオネーギンはこわいんだわ。現実ではないという表現だとしてもにっこにっこは…。

 

3幕のPDDはアマンディーヌの表情がとてもよかった。オネーギンに手を引っ張られているときの振り解けない辛さ、オネーギンを追い返した後も崩れ方も良い。微妙なところでメンタル保ってて最後に一気に崩れていく。鳥肌たった。

 

 

 

 

 

 

 

後は、破られた手紙を回収する子が2回くらい拾い忘れがないか確認するのが何故かツボだった。実用性を兼ねた演技や動作って素になりやすいですが、しっかりお芝居。難なくクリア。100点満点。

 

 

 

カーテンコールでビアンカさんが1人だけ一歩下がったって立ってるように見えるのが気になった。一列で隣の人と手が重なるから、手を右手は前、左手は後ろ(逆かも)と交互に出してるのにビアンカさんだけ両手とも後ろになってた。どうしたのか。途中なおったのですが、そのうち戻るという。気になってしまった。本編関係ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上。

さようなら、パリオペ。

ありがとう、パリオペ。

今度は椿姫をお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

グレーミンが帽子を椅子に置くところがすきです。