2021年1月13日(水)12:00公演
ミュージカル・ゴシック
梅田芸術劇場メインホール
3年前なんだって。
エドガーに最後に会ったのは、3年前なんだって。もう10年くらい前のことのように感じますね。
質の高いミュージカルを観せてくれた2017年宝塚版の『ポーの一族』。
生徒さん全員の気合いと気迫を客席から感じた。死人が出るのではないかと思ってしまうほど空気が張り詰めていて、いつも以上に完璧で完全な舞台を目指していたのだと思う。
正直なところ、全員が歌が上手くて全員が演技が上手なのかと言われればそうではないけれど、周りとのバランスや合わせ方で上手くカバーができ全体のまとまりとしては最高級だった。
1回の観劇では飽き足りず、3回観劇+千秋楽のライブビューイングを観に映画館にも行った。CDとDVDも購入。(あと鳳月さん(クリフォード先生)の写真も。)
これからもたくさんのオペラやミュージカルを観ていくけれど、2017年宝塚版『ポーの一族』はずっと上位にいるでしょう。本当に素晴らしかった。
だから再演は不安だった。
綺麗に終わって、名残り惜しくて、それでいいじゃない。下手にやらないでくれよ、と。
明日海さんは高品質を保つだろうけれど残りのキャストはどうするのか。男性が入ることで世界が壊れないのか。ロミジュリみたいにスマホやフェイスブック(だっけ?)が出てくるのではないか。(これはトラウマ級)
不安なのにチケットを大量に申し込み、不安なのに梅田まで来た。
初日と昨日の感想では上々。
期待と不安と不安の中での観劇でした。
今日の感想。
総合的に、全体的にみれば良かったのではないでしょうか。
第一懸念点のキャスティングはまあいろいろ思うところはありますが、全体としてまとまっていました。「宝塚版の世界が崩れた」とも「こんなのポーの一族じゃない」とも思わなかったので良かったと思います。
後で別更新する予定なので細かいことは言いませんが、明日海さん、涼風さんの技量が抜きん出て高く、歌も素晴らしかった。座長はもちろんですが涼風さんもカンパニーを引き上げることに大きく貢献しているのでしょうな。ありがとうございます。
第二懸念点の男性キャスト出演は全く問題なし。気持ち悪い感じ(失礼)になるのかなと予想しておりましたが、全く違和感なし。男性がいることで生まれる宝塚にはない生々しさが良い。大老ポーの大物感とエドガーダンサー(トートダンサーか)の力強さは宝塚では出せない感じがした。どっちも好きです。
第三懸念点のロミジュリ現象はみられず。よかった。スマホでてこなくてよかった。
宝塚版との差別化として華やかを少し落としてると思いますが、婚約式はもっと華やかでよかったのでは🙄
ほぼ思い出話になりました。
思うことはいろいろありますが(2回目)、別更新にしますのでこの記事はここで終わりに致します。
エドガーに会えてよかった。