三島の見解

古の女子高生

その3【オペラ】エフゲニー・オネーギン(松本フェスティバル)

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千秋楽が終わろうが初日2、3幕の感想。

1幕大好き人間なのだいぶ薄くなります。
 
 
 
 
2幕ワルツ。
私はポロネーズよりワルツが好きです。
オーケストラが元気になりましたね!
ここからは調子良かったと思います。
 
 
 
 
回想オネーギン。
3幕オネーギンと回想オネーギンは人間味溢れてて気持ち持ってかれるなー。
 
 
このプロダクションのオネーギンはいろいろ考えたくなる。回想オネーギン探しものをしてるように見えます。
 
 
 
 
 
 
ワルツ。
衣装可愛いなー。
メトロポリタンでルネ先生が着てるやつが1番可愛いです。おなじか。
 
 
ラーリナ夫人が可愛すぎて。
着こなしますねー。
 
 
 
 
ここでも合唱上手い。
紛れてるダンサーが目立ちます。
身体の反り方が美しい。
 
 
 
子供すっ転んだがすぐに走り出す。(元気!)
 
 
 
 
オネーギン登場。
タチヤーナと踊ってるところ全然見えなかったよ!!!!残念!!!
 
 
 
大西宇宙氏、歌唱面の心配はほぼないですよね。
 
 
だから尚更、動きや内面というか歌唱以外の足りないとこが目立つなーと感じます。
動きが洗練されるともっともっと素敵になりそう。
 
 
 
 
オペラに求めてはいけないのかも知れないですが。オネーギンには求めさせてください。
 
 
 
 
 
 
決闘申し込み後のレンスキー。
重くならずに最後までいきました。
それが悲しみというか虚無というか、「流れちゃうんだよ幸せは!」というような。良かった。
 
 
 
 
 
幕切れ
オネーギンとタチヤーナが最後に残って見つめ合うの良い。タチヤーナが先に去ってった。私はオネーギンが先派!(聞いてない)
 
 
 
 
 
2幕2場
このあたりから頭痛が酷くてたぶん、すりガラス(ではない)に酔った。
 
 
 
レンスキーアリア。
前半より声が乗ってるかと思いましたが、咳払いを数回してたのでそうでもないのかも。私は上手かったと思います。
 
 
 
 
 
決闘シーンの緊張感すごかった。
 
レンスキーが拳銃を手放すのには驚きましたね。
手放すっていうか手放しかたが、気が狂ったかのように見えた。試合放棄。私は「自分が負けることをわかってる。」という解釈(オペラにおいて)が好きです。わかってるから戦わないっていう演出だったと捉えます。
 
 
 
 
 
3幕
 
爪磨かれてるときと、鏡見るときの表情が好きです。(また表情)
 
 
 
 
合唱の衣装がまた良かったですね。黒の装飾のないドレスかと思いきや、青や赤など色が、照明の当たり具合で色が見えたり見えなかったり。素敵。ソリストを含め女性陣の衣装がよかったな。
 
 
 
都会の「擦れた人々」が2幕との対比で場所の違いを見せてくれた。
 
 
 
 
 
 
タチヤーナ登場。
綺麗すぎてオネーギンと全く同じ気持ちに。こんなに差があるのは初めてみたかも。
 
 
 
 
グレーミン
なんかすごい上手い人きたよ!ってなりました。
低音の綺麗さに笑えてくるレベル。上手い。
 
 
アレクサンダー・ヴィノグラドフ氏からは優しそうな雰囲気を感じるグレーミン公爵でした。威厳や貫禄はあまり感じない、それが逆に威厳ともとれる。本当に怖い人はそんな風に見えないってやつです。
 
 
 
 
最後の低音伸ばしてるとき、ちょっと楽しそうでしたよね?そりゃあれだけ上手くいけば楽しいよな。
 
 
 
 
そういえば、3幕までのグレーミン公爵と3幕のオリガやラーリナ夫人って何してるでしょうね?(楽屋待機だよ)
 
 
 
 
 
 
3幕2場
アンナ・ネチャーエヴァ氏が本当に本当に上手い。全てにおいて上手い。日本にきてくれてありがとう。タチヤーナを歌ってくれてありがとう。
 
 
 
最初はオネーギンに対してかなり厳しく接して(歌って)いましたが、徐々に崩れていく様がとても上手いし美しい。
 
 
 
最後の方はオケが元気!元気!
盛り上がりすぎて歌が聴こえなくなってしまうところがときどきありました。
席のせいかもしれません。
 
 
 
 
締まらない感想になってしまいました。
最後に総まとめして松本オネーギンと暫しのお別れとします。