2021年2月4日(木)17:00公演
ミュージカル・ゴシック
大阪公演での観劇から一ヶ月経たないうちに東京公演での観劇。
国際フォーラムCは「オーム・シャンティ・オーム」ぶりですよ。いつだよっていうほど前になってしまった。「オーム・シャンティ・オーム」好きだったなー。
前回観劇(大阪公演)と比較しつつになるとかと思いますが、今回の感想をまとめます。
ねねちゃん奇跡の上達
前回の観劇(少なくとも1月13日)ではボロボロのボロのお歌を聞かせてくださいました、シーラ役のねねちゃんがかなり上手になっていました。
正直、もうこの人は成長しないし、なんなら自分の歌のレベルに気づいていない、気づかず今後も歌っていく人だと思っていたのですが、なんと!今日は!下手の範囲からは脱出したように感じます。
シーラのソロに関しては大きな音外しはなく、だれる箇所が何個かありますが、音は安定していたのでそこまで気にならず。そのほかは高い音域も跳躍もほとんどないので、お得意の地声の範囲でまあ前回と変わらず。本音を言えば、大阪公演から最低でもこのレベルでいてほしいですがけど。成長を見守る場ではないので。
だがしかし別のところが気になり出した。
エドガーが好きなのか嫌いなのか。
だんだんエドガーに気持ちを寄せて行って「絆!」のところまで繋げるという見せ方なのかなと考えたのですが、そこまでに表情にブレがある。男爵とエドガーが言い合いをしているところを見ている表情もエドガーのことが嫌いに見えるほど冷たいし、倒れたエドガーを起こしに行くのも「仕事だからやるわ。」という動作に見える。だけど、別の場面ではエドガーを心配そうに見ているし。情緒不安定なの?
エドガーに質問されて「どうして?」「なぜ?」と逆に問うところも頭悪そう。「シツモンノイミガワカリマセン」って言いたいのかな。もしくは小馬鹿にしている。シーラって頭悪い設定あった?どういう設定でも良いので一貫性を持たせてください。
ハムスターの成長
確実に歌唱力U Pな千葉の雄大さん。
親戚のおばさんみたいなテンションで見ていました。上手にできたからお小遣いあげないと。
前回の観劇では歌の語末の処理が甘い、投げ捨てていて、歌声はそんなに悪くないのでもうちょっと頑張ってほしいと思いましたが、ここがかなり綺麗になっていました。多分、音域が広くないようですが、出せる部分に関しては、かなりクリアな発音と声量で歌うことができるのでだいぶ素人感が抜けました。良い。良い。歌になると声が低くなるのが良いよね。アランとしては違和感あるけどまあいいか。
ただ、腰に手を当てる・手を差し出すといった動作がかなり不自然。言われた通りにやっていだけに見えてしまう。セリフの声もとても良く、声の表現が多彩な方なので体の振りを少々省いた方が、全体として自然に、綺麗に仕上がるのでは?
ただダンスは笑う。
ハンサムでないクリフォード
前回の観劇であんまり重要視していなかったので、まあまあ良いと思っていたが(というかそのほかが気になりすぎた)、改めて見るとよくないです。前回のブログの記事に線を引きました。
まずお歌。「真実の愛はどこに」の「真実の」が音程迷子でこっちも迷子になった。宝塚版と音を変えていた気がして確かめたかったのですが、ゴニョゴニョで何もわからず。しっかりしろ。
次に見た目。ハンサムって言われるのにハンサムって設定なのに全然ハンサムじゃない。ジェインに「垢抜けていない田舎のお嬢さん」っていうくせにお前の方が垢抜けていない茶髪に強めパーマのオペラ歌手じゃねーか。(三島のTwitterプロフィールをご確認ください。)
スーツもタキシードも顔がパンパンで、首が埋まって、胴体もパンパンだから本当にダサい。とても足が短く見える。(ただの悪口になってきたのでもうやめる。)
この人のダンスも面白い。
バイク・ブラウンを呼ぶとき「パイク!」って聞こえる。前回も思った。
歌舞伎でバイクっていうことなさそうだもんね。
バイクとクリフォードは演者を交換して方が良さそうだなって今日思いまして。正確にはバイク役の方のほうがクリフォードっぽく見えただけなので歌舞伎の人は別にバイクをやらなくても良いですね。
バイク役の方のインテリっぽい感じが医者役にハマりそうだし、胡散臭いところも女騙してますよ感の演出につながる気がする。あとバイク役の方がイケメンだよねっていうハンサム枠配役。(手元にパンフレットがないので名前がわからずすいません。)
乳児に草を食わせる老ハンナ様
ただのセリフミスです。山羊のミルクが山羊のエサになってしまった。
それは流石に可哀想。老ハンナ様ご慈悲を!
全体を通して涼風さんが本調子でないような気がしましたが、オープニングの歌声には鳥肌。
ここに14,000円って感じですね。(高っ)
あとは、明日海さんはいつも通りだし、
伯爵も前回同様存在感ないし、というところですかね。
ギムナジウム(バナジウムみたいだな)の場面で、エドガーとアランが後ろ向きのまま幕が降りるのは結構好き。
今日は21列目での観劇だったのですが、国際フォーラムCの21列目は段差も結構あるので前の人の頭も被らずに視界も広い。舞台も遠すぎず、全体が見えて期待していなかったのですが、意外にも良い席でした。
外部版ポーの一族はこのくらいの距離からオペラグラスを使わずに見るのが正解なのかもしれない。
ではまた。
名古屋行くのかな?